皆さんこんにちは、らく~だです。

今回は前回のメーカーオプション編に続きディーラーオプションについてご紹介したいと思います。

ディーラーオプションは車両がメーカーの工場からディーラーに納入された後で、ディーラーが部品を手配し取り付けを行うものです。メーカーオプションは発注後は変更ができませんでしたが、ディーラーオプションは部品手配が進んでいない段階ではキャンセルを受けてくれますし、納車後の追加も可能です。

後から変更が効くとはいえ、納車された際に付いてないと困るものもあるので、本記事では筆者がお薦めするオプションについてご紹介するとともに、誤って選択しがちな代表的なオプションの説明もしていきたいと思います。

メーカーオプション編をまだ見られていない方は是非こちらから見てくださいね。
オプションについては趣味趣向がありますのでご参考程度に、、、、

それではいってみましょ~

純正ナビゲーション

ハイエース純正ナビ nszt-w66t
これは人によって必要不要の意見のわかれるところです。純正ナビのメリット・デメリットを記載してみます。

メリット
・装着時にインテリアパネル等の内装と一体感がある
・保証期間が長い

デメリット
・機能・性能が低いのに値段が高い(同一機能・性能の社外品の2倍程度の価格設定)
・拡張性の低さ(フリップダウンモニターが専用品のみしか付かない等)

純正ナビのメリットとしてハンドルリモコンが利用できる事が挙げられることがありますが、ハイエースのハンドルリモコンは車外品のナビでも利用可能です。6型では車を上から見下ろした視点で360度映像で確認できるパノラミックビューモニターがメーカーオプションで選択できますが、こちらは純正ナビでなければ利用できません。

更に後席にフリップダウンモニタのオプションを付けようと思うと純正のフリップダウンモニタしか選択ができず、純正のフリップダウンモニタも価格の割に(¥101,200)性能・機能もあまり良くありません。

あとは、新車の場合納車前に取り付けてもらえるというところですが、これもディーラーにすれば社外品の持ち込みでもだいたい対応して貰えるのでメリットにはなりません。

まとめるとコストパフォーマンスが低くメリットがあまりないのでお勧めできないですが、パノラミックビューモニターがどうしても欲しい場合は必須、ということになります。ナビやフリップダウンモニターのみで考えれば純正と同程度の価格でハイエンドクラス、または純正と同程度性能を低価格で手に入れるのが満足度が高いと思われます。純正ナビの価格は¥85,800~¥195,800で最高額のナビと同等性能の社外品の価格は¥60,000~¥100,000程度となります。

ただし、車内インテリアとのマッチング等、純正にしかできない事も確かにありその部分に拘りがあられるのであれば純正を選択してください。ちなみに筆者も純正好きなのですが、ナビに関してはAVとしての利用が主で画面の綺麗さや拡張性に重きを置いて、ここは社外品としました。

昨今はスマートフォンのナビアプリの機能・性能が劇的に向上してきており、GPS精度は専用ナビに軍配が上がりますが、総合的な便利さではスマートフォンのナビが専用ナビを凌いでいます。筆者もGoogle Mapアプリのナビ機能を利用し始め、圧倒的な到着予測時間の正確さと渋滞回避精度を体感し、専用ナビはテレビ視聴と現在地の住所を確認する用途のみとなってしまいました。AV機能が要らないのであれば、オーディオレスという選択肢もあると言えます。

※Google Mapアプリのナビ機能については別の機会に詳しく紹介したいと思います

ETCユニット

ETCユニットの要否

ETCユニットの装着は現代では必須と言えるでしょう。ETCカードもカード会社によって発行費用・年会費等かからないものも多くあり、ETC利用時の高速道路料金の割引のメリットは大きく普段高速道路を使わない方でもいざという時にあって良かったと思いますよ。

ETCユニットとナビとの連携

ETCユニットを選択する際はまずナビとの連動が必要かどうか考えましょう。ナビとETCユニットが連動することによるメリットは色々とあるのですが代表的なものは以下となります。

・料金所進入時、ETCレーンへ誘導してくれる
・ナビに決済料金を表示してくれる
・ナビで決済履歴が確認できる

カード未挿入の通知や、有効期限の案内もナビの画面上で確認できるのですが、これはナビと連動しないものでも音声案内してくれるタイプのものであれば機能としては持っているので、大きなメリットではないと思います。ナビ連動タイプのETCユニットは専用品(同メーカーであれば互換性がある場合もあり)となります。つまり、純正ナビの場合は必ずディーラーオプションのETCユニットが必要になります。

ETC2.0

最近ではETC2.0が普及してきており、ETCユニットも対応のものとそうでないものがあります。ETC2.0によるメリットは下記となります。

・一部高速道路の通行料金が2割引きになる
・渋滞緩和のための経路選択を行うと通行料金割引き(予定)
・ITSスポットから周囲1000kmの道路情報(渋滞等)・観光情報の取得

通行料金割引は対象道路を利用する方には大きなメリットだと思います。その他は、、、、微妙ですね。予定は未定ですし、渋滞情報や観光情報はスマートフォンの得意とするところです。さらにETC2.0の道路情報(渋滞等)・観光情報の取得はナビ必須、つまりナビ連動タイプでしか利用できません。また、純正のETC2.0ユニットは従来のユニットよりも1万円以上高額です。

純正ETCユニットの価格は¥11,000(連携無し、非音声案内)~\33,000(ETC2.0、ナビ連携、音声案内)となります。

ナビと非連動タイプのETCユニットを選択する際はETC2.0が選べない事に留意しておきましょう。

ビルトインタイプ

ビルトインタイプとは、ETCユニットがダッシュボードに違和感なく綺麗に収まるタイプのものを指します。これは純正オプションならではのものになります。

ビルトインタイプの純正ETCユニット車両側のインテリアパネルと一体化する構造で取り付けるので収まりが非常に良く、邪魔にならずかつ使いやすいのが特徴です。欠点としてはナビが純正の場合は連動・非連動選択できるのですが、社外品のナビでETCユニットを連動をさせたい場合、同じ社外品のETCが必要になるため純正品のビルトインタイプを選択できないことです。先述した連動タイプのメリットを受けたい場合は、ビルトインタイプは選択肢から外れます。

音声案内の有無

ETCユニットからETCカードの挿入状況・有効期限等を音声で案内してくれるのが音声案内タイプ(ボイスタイプ)のETCです。通常タイプとの違いをざっくり言うと下記の様になります。

通常タイプ
・エンジン始動時にカードの挿入状況・有効期限切れビープ音(ピー)で案内
・ETCゲート接近時にカード非挿入・有効期限切れ警告をビープ音(ピー)で案内

音声案内タイプ
・エンジン始動時にカードの挿入状況・有効期限(年/月/日)音声で案内
・ETCゲート接近時にカード非挿入・有効期限切れ警告を音声で案内

音声で案内するか否か、有効期限が切れた時だけではなくいつ切れるのか具体的的に案内してくれるか否かになります。これらは些細な差には見えますがメリット・デメリット差が大きいと感じるので具体的に記載しますね。

まず、ビープ音は何を示しているのか内容がわからず安心感に欠けると思います。ETCゲート前で始めて警告を聞いた際も明らかにいつもと音が違うので「警告かな?」というところまでは理解できますが。どのような理由で警告されているのかわからずパニックになると思います。音声の場合は具体的に「ETCカードが挿入されていません」等、音声で案内が流れるのでどう対処すれば良いかがわかります。この差は大きいです。

次に有効期限を案内してれるか否かですが、ETCカードが常に差しっ放しの場合は有効期限がいつのまにか近づいてきていても気づかない事が多く、エンジン始動毎に確認できれば有効期限切れの未然防止に役立ちます。

ナビ連動タイプの場合はナビから音声案内されるので不要ですが、ナビ非連動タイプの場合は必ずボイスタイプを選択した方が良いと思います。双方の価格差は¥3,000ちょっとです。

ETCユニットの選択ポイント

上記各項目より、筆者が考えるETCユニットの選択ポイントは下記です。

  1. ナビ連動はあれば便利
  2. ETC2.0は割引対象道路を頻繁に利用しない人にはメリットは大きくなく高い金額を払って装着する必要はないが今後の割引対象道路拡大を踏まえて装着しておくのも良い

    ※NEXCOのETC2.0割引詳細はこちらから確認できます

  3. 可能であればビルトインタイプにする(社外ナビでナビ連動させる場合は選択できない)
  4. ナビ連動無しの場合は必ずボイスタイプにする

筆者の推奨パターンを下記に記載します。

  • 純正ナビであれば連動タイプかつビルトインタイプにする
  • ナビが社外品であれば、連動なしで純正のビルトインタイプにする

社外品のナビでのパターンは、ナビ連動にも需要があると思うので、ユニットの収まりと連動によるメリットを天秤にかけて決めれば良いと思います。

ドライブレコーダー

運転中の視界情報を記録しておくビデオカメラです。

トヨタ純正 安心機能付きドライブレコーダー DRT-AN1
前車接近警告機能等を搭載したトヨタ純正のドライブレコーダー DRT-AN1

あおり運転よる死亡事故等のニュースの影響もあり、事故時の保身のために装着する方が急増しているオプションです。数千円~の安価なものから10万円近くするものまで純正品・社外品と多くのラインナップがありますが、車両への装着や、製品保証、事故時の対応等も含めると純正オプションをディーラーで装着してもらうのが良いのではないでしょうか。

純正のドライブレコーダー(DRT-AN1)は取得したカメラの映像を分析し、前車との距離が短くなった際、車線はみ出し時、一方通行逆走進入時に警告をしたり、青信号になっても車が発進しない場合に警告を鳴らす機能を持っています。同機能で接近時警告と車線はみ出し警告はSafety Sense Pに同等もしくはそれ以上の機能を持っているので必要無いと言えますが、Safety Sense P非搭載のハイエースに乗っている場合は代替機能として良いと思います。

筆者は予算の関係上オプション選択しませんでしたが、安心のために付けた方が良いと感じます。

最近は高性能で安価な社外品も販売されていますので、上記の様な車両メーカーならではの安全機能や純正ナビとの連携にこだわらなければ社外品の方が満足度が高いと思います。

サイドバイザー(RVワイドタイプ)

ご存じで無い方はおられないと思われる、運転席・助手席の窓の上部に付いているアレです。窓を開けた際の雨の進入を防止・風の整流を行うもの。

ハイエース 純正サイドバイザー必要か否か

これもネット上の情報を調べる要不要の意見が結構わかれていますが筆者は必要と考えます。理由はやはり、雨の日の換気です。走行時、停車時ともに雨天時に換気をしたい時、これが付いていないと雨が進入します。無い方が見た目はスッキリしますが、、、、

メーカー純正品か、社外品か

純正にこだわらなければ、価格が高いので社外品でも良いかもしれません。HIACE」のロゴが入っていたり形がベーシックな事、純正パーツ好きなので筆者は純正を選択します。純正品のお値段は¥13,200。

マッドガード(カラード)

ハイエース 純正マッドガード

車体のタイヤ後部に装着する泥除けです。装着することにより走行時にタイヤからの汚れや小石の巻き上げを受け止め、車体側面の小石による傷や付着する汚れが軽減します。これ、実は気になるデメリットがあるんです、、、、。

どうも、長期間装着していることによりマッドガードと車体の隙間に泥汚れが進入して水分の温床になり、車体に錆を発生させるようです。砂利だらけの悪路を常に走行する等、装着によるメリットが錆発生のデメリットより勝るシチュエーションでないと微妙と感じました。

筆者も最初は装着を考えていたのですが、上記が気になるので止めました。ちなみにお値段は¥22,000。

フロアマット(デラックスタイプ)

ハイエース 純正フロアマット
車内の汚れを考えるとオプションとしては必須でしょう。ただ、ウィンドバイザーと同じで高額な純正品は必要無い、という意見を良くお聞きします。純正品の値段はS-GL用で¥14,300。

でも少し待ってください。某車のSNSで購入した社外品のフロアマットが1年ちょっとで擦り切れて剥げてしまったという書き込みがありました。これはおそらくマットに品質の良く無い生地を利用しているからだと思われます。

確かに純正品は値段が高くデザイン性も平凡なのですが、余程ハードな利用状況でなければ数年で剥げるなんて事はありません。純正と同等のフィッティング・耐久性という前提で安いのであれば社外品で良いと思いますが、口コミ等で長期的な耐久性がわからないのであれば、デザインさえ気にしなければ純正が無難と感じます。

筆者は前席は純正のもの、後席はフロアのオーバーステップ部もカーペットで覆いたいため、社外品をオーダーメイドで発注しました。

コーナーセンサー(リア左右、フロント左右)

バンパーに取り付け、物体が接近するとビープ音で警告するものです。
3型までは標準ボディはメーカーオプション、ワイドボディは標準でしたが4型以降でディーラーオプションになりました。そして6型ではブレーキサポート付きのメーカーオプションとして「インテリジェントクリアランスソナー」となりました。 ※インテリジェントクリアランスソナーについてはメーカーオプション編で詳しく説明しております

ハイエース コーナーセンサー(フロント左右)ハイエース コーナーセンサー(リア左右)ミラーや目視の補助として利用するもので検知した物体との距離がみじかくなるごとにビープ音の間隔が狭くなっていきます。気を付けないといけないのは細い対象物、車体の正面や背面等、センサーの検知範囲外だと検知ができない事です。警告音だけで後ろをキチンと目視確認しないでいると、いずれセンサーの死角になっている電信柱等にぶつけると思います。

目視による死角をカバーしてくれるので、駐車時の接触防止の保険に有用な装備だと思います。ただし値段が高い、フロント、リア別々で¥30,240もします。前後で¥60,480。これに工賃がかかるので7万円近い出費となります。

筆者は装着したかったのですがこの値段で諦めました。3型では標準装備だったのに、、、
ということで、ぶつけたときの修理費を踏まえ予算が許すのなら付けておきましょう。

※2020/6/3追記
3型で付けていた本オプションを5型では外してしまった筆者ですが、背の低い柵などにフロントギリギリで停めた際、発車時に柵があったのを忘れて(フロントガラス越しには見えない)発車しようとして同乗者に指摘を受けて気付くなど、ヒヤリとしたことが何度かあった他、三角コーンは2度ほど踏んづけました。やはり自身が不注意な方だと自覚のある方は付けておいた方が良いと感じました。ハイエースは箱型で見切りが良いので頭の中で「死角が無い」前提で運転してしまうことが原因だと思います。

リモートスタート(ベーシックタイプ)

離れた場所からエンジンを掛けられるオプションです。こんな感じのリモコンで操作します。

ハイエース リモートエンジンスタート(ベーシックタイプ)このオプションは装着している人をあまり見かけませんが、実際に利用してみると便利です。利用シチュエーションとしては下記のような内容でしょうか。

・乗車前に暖気を行っておきたい
・夏・冬に車内をあらかじめ温めておきたい・冷やしておきたい

気を付けないといけないのは、公道でリモートでエンジンを掛けてはいけないということです。無人でエンジンをかけたまま放置すると道交法違反となるようです。これは、他車による盗難、暴走による事故等を防ぐ観点で定められている様ですが、リモートでエンジンスタートした後、ドアを開けた時点でエンジンがストップするようになっており、「P」以外のギアの場合も始動しない、もしくは始動後であればエンジンが切れるので、それぞれのリスクはほぼ無い様に思われます。

とはいえ、環境や周辺への騒音を配慮し利用する場所は選んだ方が良いと思います。¥48,400とお値段が結構しますので上記利用シチュエーションでのメリットを感じない人は不要と思われます。どちらか片方のシチュエーションのみでは要らないかな、、、

まとめ

さて、記事の内容は如何でしたか?

他にもたくさんのオプションが存在しますが、代表的なものはこれぐらいではないかと思います。

メーカーオプションは後々追加できないのでユルめに奢り、ディーラーオプションは後からでも追加できるので財布の紐を締めて”必要最小限”をベースに選択していくのが良いと思います。

さあ、ここまで来たらあとは価格交渉して注文ですね☆
また別の機会に発注してから納車に至るまでを記事にしてみたいと思います。

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