皆さんこんにちは、らく~だです。

今回もハイエースのネタとなります。以前の記事で魅力を紹介したハイエースですが、実際に購入検討するときに様々なオプションを取捨選択することになります。実施に車に乗り始めると、取り付けたものの全然利用しなかった無駄なオプション、要らないかなと考えたけど付けている車両で使ってみてこれは付けておけば良かったと思うオプション等あると思います。

特に、メーカーオプションはメーカーが車両の生産時に取り付けを行うもので、これはあとから取り付け様としても構造上難しいケースや、大幅な加工が必要になる等を理由にディーラーでは対応できないためと思われます。

メーカーオプションはメーカー発注する際に指定し、受注後は変更できないので納車後にやっぱり変えたい、と思っても後の祭りとなります。今回はオプションの中でもこの後で変更が効かないメーカーオプションについて、らく~だ的価値観でお薦めを述べさせていただきます。

ここさえ抑えておけば、ディーラーオプションは納車前まででも変更が効きますし、納車後でもオプション追加可能なので、とりあえずこのメーカーオプションの選択が重要なのです!!

それではいってみましょ~

メーカー純正ナビ・オーディオ

ハイエースのナビは現在メーカーオプションのものはありません。つまりすべてディーラーオプションとなるため車両発注後の変更が効きやすい他、とりあえずはオーディオレスで車両注文して後からオプション追加という手もあります。

とはいうものの納車後の追加装着の場合は1日車両をディーラーに預けないといけないと思いますのであらかじめ決めておいた方が良いですね

☆オプション選択しない場合は「オーディオレス」となりますが、スピーカーはオーディオレス仕様でも搭載されていますので、ナビやオーディオデッキのみの追加で後々対応できます。ビルトインタイプのETCユニットも、車種によっては後付けの場合埋め込み場所が変わる事があるようですが、ハイエースは問題ありません。

純正ナビの詳細は下記「ディーラーオプション編」にて記載していますので参考にしてください。

オプション色(ホワイトパールクリスタルシャイン)

パールホワイトのオプション塗装色です。オプション色を選ぶから選ばないかは、見た目の好みと自己満足だと思うので購入される方で判断頂ければ良いと思いますが、車中泊やオートキャンプが主な目的なのであればホワイト・シルバー等の明るい色にした方が無難です。

というのも、白系と黒系では車内温度が10度近く変わることもあるからです。暗い色は太陽の光から熱エネルギーを吸収し、明るい色は反射します。これは筆者も体験したことがあり車内温度が相当変わりますので機能のみで考えるとオプション色のパールホワイトか、通常のホワイト、という事になるでしょう。

車体の汚れが気にならない、という意味ではシルバーも機能的です。汚れの気にならない色はシルバー→白→黒 の順になります。

好みで黒色を選択される場合、熱と汚れのデメリットを踏まえて選択されると満足度が高いと思います。

LEDヘッドランプ

マルチプロジェクター式のLEDヘッドランプ。

ハイエース LEDヘッドライト¥66,000とメーカーオプションの中でも高価な部類ですが、装着率の非常に高いオプションです。主なメリット・デメリットは下記になります。

メリット
・圧倒的に明るい(ハロゲンと比べて)
・長寿命(車両の廃車まで交換の必要無し!?)
・カッコイイ

デメリット
・高価(¥64,800)
・寒い地域で被った雪が解けない

デメリットとして「高価」と記載していますが、LEDの寿命は平均40000時間と言われ、1日8時間、毎日点灯したとしても14年(5000時間)近く交換せずに利用できる計算になります。

球切れが無いメリット、球交換によるパーツ・工賃等の費用を考えると長期的に見ればデメリットにはなりません。

雪が解けない件に関しては、インターネット上での書き込みを見る限り、かなり気温の低い環境での内容の様ですので寒冷地にお住みで無い方ならば無視しても良さそうです。

結論を申し上げると、予算があるのであれば絶対付けておいて損は無いオプションだと思います。

デュアルパワースライドドア

4型からS-GLでもオプション設定が追加されたパワースライドドア。両側のスライドドアに自動開閉機能が追加されます。

ハイエース デュアルパワースライドドアハイエース スマートキーのデュアルパワースライドドア作動ボタン
これも\94,800と高価で悩みどころなオプションです。メリット・デメリットを記載します。

メリット
・手動でのドア開閉による事故防止
・買い物や子供で両手が塞がっている時や雨の日の、リモコンによる事前事後の自動開閉

デメリット
・高価(\94,800)
・スライドドアのガラスの「小窓」が無くなる(小窓付きの設定ができない)
・自動開閉による事故リスク
・故障リスク(修理費用がかかる)

選択のポイント

このオプション、ミニバンからの買い替え等を検討している方は、レスにしてしまうとグレード低下感があったり特に悩まれると思います。

らく~だが悩んだ結果、スマートだなと思う選択ポイントを述べてみます。

①車中泊やキャンパーとして利用を想定している場合は選択しない方が良い
このオプションを選択した時点で、標準で付いていたスライドドアの小窓が無くなります。ハイエースで車中泊をする場合は(どんな車でもそうですが)車内の気温・湿度をコントロールするため風を通す事が不可欠となります。

ハイエースは後ろ窓を網戸にしたり、換気扇を付けたりするアフターパーツ等も揃っており、快適な車中泊のためには欠かせないものです。実際に小窓無しを選択された方でこの内容で後悔しておられる方は多いようです。

スライドドアの小窓が無くなるのは安全に配慮しての内容ですが、後から窓付きのガラスに替える事で対応可能です。ただし、窓が1枚14万円と高く、交換工賃も1枚3万円程度かかるので費用対効果を期待するのはかなり厳しいかもしれません。(なんとすべて新品で揃えると30万円弱)

ちなみに現在筆者は現行のハイエースに買い替え納車待ちなのですが、パワースライドを選択し窓を窓付きに交換予定です。新品の窓は購入できないのでオークションで落札しています。

②小さな子供が居る場合は選択の余地あり
小さな子供さんがおられる場合は選択しても良いかもしれません。なぜなら通常のドアと違いスライドドアの開閉に起因する事故はケガが重篤になる傾向があり、更に大人が手で開閉した際に子供の手や頭部を挟んでしまう例が多いという結果があるからです。ただし、車中泊用途での利用を想定されている場合は①の内容を踏まえる必要があります。

自動車のドアに挟む事故-ドアに関する事故の分析とスライドドアのテスト
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20060110_1.html

分析結果資料内に大きく記載は無いのですが、事故の発生率、ケガの程度ともに「手で勢いよく閉めた」際のものが大きいのが見て取れます。また、坂道等でスライドドア開閉中に手を放してしまい勢いよくスライドドアが閉まったタイミングでの事故もある様です。

パワースライドドアは自動で開閉を行い、たとえ途中で止まったとしても軽い力で動くことは無いのでこのような事故の防止には効果が高そうです。ただし、自動開閉が止まらなくて指を挟んだ等、自動開閉機構所以の事故もあることを覚えておかなくてはなりません。

あと、意外なのですが車を壁に寄せて停めた際に自動開閉を動作させてしまい、ドアが大きく損傷する事故が結構発生しているみたいです。検索エンジンで「スライドドア」「板金」などのワードで検索するとたくさん出てきます。

オプションの費用が捻出可能な場合、上記の条件で選択すると後悔が少ないのではないかと思います。

アウターミラー 電動格納式リモコンドアミラー(助手席側ワイドビュー) メッキ ヒーター付

電動格納式のドアミラーはS-GLに標準装備ですが、このオプションによりミラーがヒーター付きとなります。雪の付着や曇ってしまうようなシチュエーションでミラーを温める事によりそれらが起こらないようにしてくれます。

オプション費用が\5,000程度で、雨の日等、ミラーが曇る事も良くあるのでこれは選択しておいた方が後悔が無いと思います。

メーカー純正アルミホイール

ハイエース 純正アルミホイール
性能で評価すると、社外品でこれより軽くて強いホイールがあるので必要は無いと言えるでしょう。

カスタム感を出したく無いけど、純正の鉄のホイールはあまりにも、、、という方は選択しておいた方が良いです。メーカーオプションなので後々欲しいとなってもディーラーでは購入できません。価格は\66,000です。

筆者はカスタム感は出したく無いですが、より軽いホイールを装着したいのでこのオプションは選んでいません。

アクセサリーコンセント(AC100V・100W)インストルメントパネル部・リヤクォータートリム部

ハイエース アクセサリーコンセント
これも安価なので付けておいて良いのでは?と思うオプションです。価格は\11,000。

すごく便利と言いたいところですが、昨今では12V用のアクセサリが充実しているので、わざわざ電力効率を下げてまでインバータを使うこのオプションの利用頻度は低いと思います。

このオプションに期待している方は下記にご留意ください。

・エンジンを切っていると使えない
・最大電力が少ない(合計100Wまで)
・正弦波ではないので電気製品によっては動作しない

筆者はいざと言うときには役立つかも?程度に考えています。ただし、これも後からは追加できないオプションなので迷いがある場合は選択しておいた方が良いと思う次第です。

ステアリングスイッチ(オーディオ)

ハイエース ステアリングスイッチ
ハンドルにオーディオコントロール用のスイッチ類が付きます。価格は\2,200。

ハンドルの一部のスイッチ類のみ、再生/停止/送り/戻し/音量調整のみ、というしょーもない部品なのですが、純正・社外ナビいずれにも利用ができ、オーディオを手元でコントロールできるというのは非常に便利です。しかもなんとメーカーオプションで後から追加不可。

使わないと思っていても、絶対選択しておいてください(笑)

SRSエアバッグ+プリテンショナー&フォースリミッター機構付シートベルト 助手席

ハイエース 助手席エアバッグ
助手席用のエアバッグ追加オプションです。なんとハイエース、標準では助手席にエアバッグが付いておらず、ダッシュボードは小物入れになっています。

助手席に人が絶対に乗らない理由が無い限り、現在では必須のオプションといえるでしょう。価格は\16,500。

バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー

ハイエース バックモニタ付き自動防眩ミラー
3型の一部変更より追加設定されたオプションで、バックモニター機能を持った防眩機能付きのミラーとバックカメラが装着されます。

ミラー本体はGENTEX社製のトヨタOEM品と思われます。自動防眩ミラーは車両後方からの明るい光源を検知して、眩しくないようにミラーの反射率をコントロールするものですが、あまり一般の方には知られていません。この機能、結構効果があるみたいで通常のミラーで眩しいと感じるシチュエーションで全く感じなくなるそう。

で、ハイエースオーナーに認知されているこのオプションの最大のメリットは「バックカメラが搭載され、リアドアのバックドアミラー無くなる」事。\36,720でバックカメラとモニターが付いてくると考えても「高い」と感じる方は少なそうです。

モニターはミラー内に納まる小さいサイズなので、別売りのケーブルを利用してナビに映像信号を入力される方も多い様です。

お薦めかと聞かれると、バックドアミラーが無くなる事をどう感じるかだと思います。

純正品が好みなことと、バックモニターが欲しかったので筆者も選択はしましたが、物理的な確認をできるバックドアミラーのメリットが大きく、またバックカメラがバックドアのナンバー上(ガーニッシュ)の位置に付けられていて視点が低いため、駐車の際に屋根に当たる様な障害物が無いか、目視確認が必要なのでそこまでメリットとは感じなかったのです。

ただ、筆者のこの感じ方はどちらかと言えば希少な方だと思いますので、一般的にはお薦めできると思います。

※2020/6/2追記
6型でデジタルインナーミラーがオプション設定されました。バックカメラについては従来通りリアガーニッシュに搭載されていますが、バックミラー用のカメラがリアウィンドウ上(今までストップランプがあった場所)にレイアウトされ、バック表示とバックミラー表示が同時にできるので死角も圧倒的に減っていると思われこちらの方が断然おススメです。バックカメラがリアウィンドウ上(今までストップランプがあった場所)に移設になったようです。この位置であれば、広角カメラにより死角はむしろ通常のミラーより少なくなっていると思われます。


死詳細後述していますが、こちらの方が断然おススメです。

デジタルインナーミラー

ハイエース デジタルインナーミラー①

6型からオプション選択可能になった、ハイテクなバックミラーです。プリウス等では2世代前ぐらいのモデルからオプション設定されていましたが、ハイエースでも採用されました。

こちらは6型へのモデルチェンジでの目玉的な変更の一つと思われ、従来の物理的なミラーをリアウィンドウ上に設置されたカメラからの映像で代用するものです。従来のオプションで設定されていた「バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー」と同様に、リアガーニッシュに装着されたバックカメラでバックギアの際に後方をインフォーメーションライン付きで同時表示する機能も備えています。

※デジタルミラーに加え通常のミラーモードも備えますが、前述のオプションの様に防眩機能はありません

ハイエース デジタルインナーミラー②
デジタルインナーミラー自体は通常のミラーと違い、画面に目の焦点を合わせる必要があり、運転中はメインで前方の遠くの方にピントを合わせているため、遠くから近くへの焦点移動が必要で見にくいという意見もありますが、こちらのオプションを装着することにより、バックミラーとしてだけではなく、バックカメラとして利用する際には死角をかなり少なくすることができるので、是非装着をおススメしたいと思います。

※ハイエースでバックする際に、通常のバックカメラしか見ておらず、後ろの上方にある障害物に気付かずバックドア上方やルーフを損傷してしまう事例が結構あるみたいです。自分も駐車してから後方に障害物があり、あと数センチで屋根に当たっていた様なヒヤリハットが今まで何度かありました。

パノラミックビューモニター

 

ハイエース パノラミックビューモニター①
こちらも6型からオプション設定された装備です。エルグランド等のミニバンには昔からオプション設定されていましたが、数台のカメラを利用して車両周囲360度の視界を確保するものです。代表的な使い方として、車両上空からカメラで撮影しているアングルで障害物を確認できたりするアレです。やっとハイエースにも採用されたかという感じ。

ハイエース パノラミックビューモニター②

ハイエースは箱型で非常に見切りが良く小回りが利き車両の大きさの割に運転しやすい車。見切りだけ考えると他のミニバンよりも確認しやすく、ぶつけにくいと言えますがそれゆえに慣れてくると確認を怠ることも出てくるように思います。標準ボディでは通常のミニバン、もしくはセダンなどの普通車でギリギリかなと思うような道路もスイスイ入っていってしまいますし、ワイドボディでは細目の道路に入ったものの曲がり角で左右前後余裕が十数センチしかなかった、なんてこともあります。そんな時、このオプションがあれば死角無く車体と障害物のクリアランスを確認できるので安心感が全然違うと思います。

ただしこのオプション、大きなポイントが一つ。カメラのコントローラ役をナビが担っているのか純正ナビとセットでしか利用できないこと。フリップダウンモニタ含めAV環境が純正品で良い場合は問題無いですが、純正品のナビはお世辞にも性能が良いとは言えず、フリップダウンモニタも専用品で高額なため社外品が使えないとなるとかなり痛いです。

このオプションは、純正ナビのAV環境で満足ならば選択推奨といったところでしょうか。人によってはこのオプションが欲しいから、純正ナビで我慢するパターンもありそうですね。

逆にビジネスカーとしてならAVにこだわることもないので、このオプションが修理費用節約の協力な助っ人になりそうです。

非装着 Toyota Safety Sense P

Toyota Safety Sense Pは4型後期のモデルチェンジの目玉的な変更箇所の一つで、バックミラー背面に装着された単眼カメラ、グリル中央のトヨタロゴ裏側に装着されたミリ波レーダーを使い、自動ブレーキ、車線はみ出し警告、オートハイビームの機能を提供します。自動ブレーキについては物体だけではなく人も認識して自動ブレーキを掛け事故の防止・被害の軽減をしてくれます。

本オプションは標準で搭載されるこのToyota Safety Sense Pの機能を外すオプション。
なぜこのようなオプションが設定されているかというと、下記の様な理由によります。

①車両の架装等、車体のジオメトリ変更が想定される場合に機能の誤動作の可能性があるため
②4WDのLSD装着オプションを選択した場合

まず、①ですが架装による総重量の変更(増減)や車高の変更を伴った場合にブレーキの効き具合や各カメラーやレーダーと対象物の位置関係が変わり、自動ブレーキがきちんと動作しなくなる可能性があるためです。レジャー用途で利用する人からすれば、最大積載量まで荷物を積むことは無いし実際のリスクは無いもしくは少ないと思うのですが、メーカーが事故時の賠償責任等から自身を守るための措置と思われます。キャンピングカーのベースとなるキャンパー特装車も架装が前提の車両なのでToyota Safety Sense Pはオプション選択不可とのこと。

②についてはLSD装着により自動ブレーキや横滑り防止機能によるブレーキ制御が上手く動作しなくなるためと思われます。

つまり、このオプションは架装や一部オプション選択によりやむを得ず選択することになる、というのが一般的だと思われます。筆者の納車待ちのハイエースはMRTというメーカー純正の特装車ですがこのオプション選択がデフォルト(TSSPは装備できない)になっています。

リアLSD(リミテッド・スリップ・デフ)

4WDのみ選択が可能なオプション。一般的な車両は片輪が空転した際に、もう一方のタイヤも内部ギアが空回りして、タイヤが回ろうとしないという特性があり、これがトラクションのかかりにくい(滑りやすい)地面でスタックしてしまう原因となります。LSDを装着することにより、片輪が空転してももう片輪にも駆動力を伝える様になるため悪路に比較的強くなります。価格は\32,400。

先述したようにこのオプションを選択するとTSSP及びVSC-TRCのオプションが強制的に外れます。

4型までは上記2つのオプション設定が無かったため、LSDは非常に選択意義のあるオプションでしたが、同オプションが外れるとなると良く考えないといけません。

VSC-TRCは車両がオーバースピードでカーブに侵入し横滑りしようとした際に、左右輪独立でブレーキコントロールを行い車体姿勢を立て直す機能ですが、これがトラクション不足で空転した軸側にブレーキをかけて、もう一方の軸にトラクションが掛かるようになるため、LSDと似た様な効果を多少もたらすようです。

特に雪中の車両のスタックに関してはスタッドレス+チェーンの装備でだいたいは大丈夫という話も聞きますので悪路走行が日常であるパターン以外では選択しない方が良さそうです。

リアフォグランプ(右側のみ)

ハイエース バックフォグランプ寒冷地仕様のみ選択可能オプション。濃霧や豪雪時等に後方車両に自車両の存在を知らせるためのランプを追加します。外車では装着率の多い機能ですが相当な悪環境を除き国内で使用することはあまり無いと言われています。

見た目ではわかりにくいのですが、このランプがかなり輝度が高く眩しいため必要性が無いのに利用するユーザーがおり、後方車両に危険が及んでいるとして社会問題になっているようです。

また、もうひとつのデメリットとしてこのオプションを選択すると配線が特殊になるためノーマルのレンズに変更しようとしてもそのままでは変更できなくなるようです。

よって、該当するような過酷な環境にお住みか、フォグに対して相当な熱意を持たれている方以外にはお薦めいたしません。価格は\10,800。

非装着 VSC&TRC・EBD(電子制動力配分制御)付ABS+ブレーキアシスト・ヒルスタートアシストコントロール・緊急ブレーキシグナル

ToyoTa Safety Sense P非装着、リアLSDのオプションの項目でも説明しました、横滑り等を防止する安全装備です。

前述のオプション同様に結果的にこのオプションを選択することはあっても、あえて選択する事は無いものだと思いますので詳細な説明は割愛します。乗用車に対する法改正により4型よりワゴンで標準装備されましたが、4型後期でバンにも標準装備となっています。

寒冷地仕様

このオプションはオンライン見積では表示されません。車両を主に寒冷地で利用するユーザー向けのオプションで選択により様々な箇所が仕様変更となります。詳細な変更箇所一覧は下記URLを参照してください。

ハイエースについてのご質問 – 寒冷地仕様の装備を教えて。
http://toyota.jp/faq/car/each-model/hiace/0012.html

ここでは寒冷地以外の方がこのオプションを選択することを前提としてメリットとして考えられる代表的なポイントを抑えたいと思います。結論としては、下記のような変更が\27,000のコストでされるので資金繰りに困っていなければ選択した方が良い、という事になります。

寒冷地に旅行した際の安全装備

当項目はマイナス10度以上等の極寒地に旅行する機会等があった場合に心強い装備になります。逆に言えば、そのような地域に絶対行かないのであれば特に意味は無いでしょう。

ヒューエルヒーター(ディーゼル車のみ)
灯油はごく低温で凍ってしまいます。スタートアップ時にヒューエルラインを
温めて凍った灯油を溶かす機能。

リアドアアウトサイドモールディング
スライドドア下に黒いプラスチックの部品が付きます。スライドドアと車体の間に氷が付着することによりスライドドアが開けなくなることを防止する機能。

バッテリ容量増加(ディーゼルはバッテリー2個積み)
気温の低い場所ではバッテリ性能を出しにくくなるため、容量を上げて補います。ガソリンの場合はバッテリ容量が高いものに換装され、ディーゼル車の場合バッテリが2個搭載となります。2個目のバッテリが運転席下の邪魔にならないスペースに搭載できるため、これを利用して1個を車中泊のサブバッテリーとして改造している方がおられ、非常にスマートなカスタムと言えます。

セルモーター出力アップ
気温の低い場所では、シリンダ内で圧縮する空気の密度増加や、オイル粘土が高いことによりクランキングするための力が非寒冷地より高くなるため、出力の高いセルモーターが搭載されます。

スノーモード(ガソリン車のみ)
雪道発進する際にいきなりタイヤにトラクションがかかると滑ってしまいます。スノーモードは2速でゆっくりトラクションをかけてくれる機能です。

寒冷地で無くてもちょっとうれしい追加装備

寒冷地であっても、必ずあった方が良いであろう「安全装備」とは違うと感じたものです。寒冷地でなくてもこれは嬉しいかな、と筆者が思うので紹介します。

塗装コート追加(S-GLは標準でコート追加済み)
通常のコーティングに加えて追加コーティングをされるようです。これにより塗装強度が上がり小石の巻き上げ等による塗装剥離等が起きにくくなると考えられrます。

防塵仕様
詳細がメーカーから公開されていないのですが、例えばホコリがキャビンに入りにくい様に、ドアにゴムのモールが追加されたりしているようです。フロントのドアも非寒冷地仕様では泥やホコリが入る場所もモールにより入り込まない構造になっています。汚れにくいに越した事は無いですよね。

PTC+ホットガスヒーター
簡単に言うと、エンジンの暖気がされていなくてもエアコン吹き出し口から暖かい空気が出ます。ただし、非寒冷地で利用された方の感想を見てみると「暖かい」というよりかは「生温い」風で、さらに起動条件が特殊(極低温かつ温度設定を最大の状態)で使いにくいためあまり役に立たないという話も。

ホットガスヒーターについては冷媒とコンプレッサーを用いて温風を出すものでエアコンと似たような原理で動作するようで後付けすると1万や2万で済む装備ではなさそうです。

マニュアルアイドルアップ機能
暖機を早く行いたい際に意図的にエンジンのアイドリング回転数を上げる機能です。暖気運転をする人は嬉しいかもしれませんが、暖気時のアイドルアップについては耐久に影響があるなど賛否両論ありますので人により意見がわかれると思います。

ヒーター付きドアミラー選択可能
前述した、寒冷地仕様のみ選択できるメーカーオプションが選択できるものです。
メリットについては各オプションの説明にて記載しているので割愛します。

まとめ

さて、各メーカーオプションの説明は如何でしたでしょうか。

費用が許すのであれば「後悔後を絶たず」でフルオプションとしても良いかもしれませんね(笑)
とりあえず、メーカーオプションは発注後の変更が効かないので慎重に選択かつ、どうしても迷うのであれば付けておくぐらいの感覚の方が後悔は無いかもしれません。

筆者は「モノの選択が上手い」と自負しておりますので、是非本記事をご参考に楽しいオプション選びをなさってください!!ただし筆者は散財も上手いのでそのあたりはお気を付けて、、、、、

本記事の続きとして「ディーラーオプション編」も掲載しておりますのでヨロシクお願いいたします☆

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