皆さんお久しぶりです、らく~だです。

なんとなんと、前回記事を書いてから半年ぶりの投稿です。話せば長くなりますので、機会があれば追々お話をいたします、、、なんていうのは大嘘で単にサボっていただけです。

その間もシコシコとキャンプグッズは売ったり買ったりを繰り返しノルマは山積するばかり。

てなことで久々にレビュー記事を書きたいと思います。今回は焚き火台。横文字でファイアーグリル。バーベキューコンロとしても使いましょうか。しかも焚き火台の中で最も有名といっても過言ではないSNOWPEAKの焚き火台。

さすがに人気の商品ということで、レビュー記事自体は星の数程!?あると思いますので、ありきたりな内容を省き、らく~だ的にバッサリと紹介&レビューしていきたいと思います。

それではいってみましょ~

スノーピークの焚き火台って?

そもそも焚き火台って何のためにあるんでしょうか?上に薪を載せて焚き火をするためなのは皆さんご存知かと思いますが、自分が若い頃はこんな道具使った事が無かったです。むしろ見たことも無かった様な記憶があります。

焚き火と言えば、そのまま地面に石を組んで風よけを作り薪を燃やすいわゆる「直火」がメインだったんですね。「焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き~」の歌で出てくる焚き火もイメージするのは直火だと思います。

若い頃から火遊びが好きでバーベキューも良くやっていたのですが、バーベキューも”直火派”で石でカマドを組んで上から網をポンってなスタイル。バーベキューコンロはそのころから普通に売っていたのですが使う気なんてさらさら無しでした。

じゃあなぜ?

焚き火台が生まれた経緯は、環境への配慮からでした。地面で焚き火をすると、廻りに草木が生えていれば焼き殺してしまうし、熱に炭や灰で色が付き汚れとして残ります。そこで、焚き火が禁止のキャンプ場が増えていきました。

最近の様にキャンプ人口が増えてくると芝のサイトは穴だらけになりますよね。

このままでは焚き火が楽しめくなると、炭床を上げて自然へのダメージを和らげようというコンセプトのもと、焚き火台を開発、販売したのがスノーピークだったみたいです。

その焚き火台が発売されたのが1996年で、今も何一つ形を変えず同じ商品が販売され、愛用されているというから驚き。スノーピークの焚き火台はそんなロングセラーの銘品です。

スノーピーク 焚き火台L 外観
筆者の所有しているスノーピークの焚き火台L

特徴

さて、うんちくはこの程度にしておいて、レビューへと移ります。
細かい写真付きのレビューをしている方はたくさんおられるので今回はバッサリとメリットデメリットを述べる内容でいきます!!

メリット

1.設営5秒

収納状態でパタンと1段階折りたたまれているだけなので、展開もパタンと1段階で済みます。その速さたるや設営に数秒。実際には5秒もかからないかもしれません。折り畳み椅子と同じ感覚です。

2.頑丈

材質はステンレスで棒材と板材を溶接で組み合わせてできていています。いずれも太さ・厚みのある材料を利用されており非常に頑丈にできています。薪をたくさん載せてもビクともしないですし、ガンガン焚き火をしても歪んだりもしません。十年間ハードに使っても全くガタもこない様でまさに一度買ったら一生ものの様です。

ちなみに、筆者はつまずいて設置した焚き火台Lの上に乗ってしまった事があったのですがさすがに脚が派手に曲がってしまいました、、、。耐荷重は10㎏程度は平気ですが20㎏~30kgが乗っかるとさすがに持たないかもしれません。そんなに上に物載せる人はいないと思いますが(^^;)

※曲がってしまった脚は手で曲げたり踏んだりして補正して直りました

3.オプションが豊富

これはスノーピークの製品全体に言える事なのですが、焚き火台もシステム化されておりオプションがたくさん用意されています。

専用の収納バッグや炭床、バーベキューコンロとして利用する際の網や高さ調整をするためのアジャスターまで、、、。収納袋や炭床等のオプションをまとめてセットにしてお得価格で提供しているスターターセットなるものまであります。

こちらは焼き網を置くための台。高さ調整ができるようになってます。これすごく便利です。

デメリット

1.重い

一番のデメリットはここです。その重量、焚き火台L(3種類のサイズのうち一番大きなもの)で約5kg。オプション品を加えていくと10㎏を超えます。これもスノーピーク製品全般に言えることなのですが、車載での移動を前提にしているが故に軽量性よりも耐久性や高級感を優先しており、結果的に肉厚で重量のある素材を利用することが多いためすごく重い製品が多いです。

確かに車で移動している時は重さは関係無いかもしれないですが、問題は積み下ろしと利用場所までの移動に設置片付け。

オートキャンプ場ではないキャンプ場等、設営場所まで道具を運ばないといけない様なシチュエーションでスノーピークのキャンプギアだらけのシーンを想像するとゾッとしてしまうのは筆者だけでしょうか。

個人的には、オートキャンプ場等、車が横付けできることが快適に利用できる前提条件だと思っています。

2.値段が高い

これもスノーピークの製品全般に言えること。ただし、ステンレス材を贅沢に使っていて頑丈な点や、実質的に永久保証な事を考えると、個人的にはそこまで高い印象は無いです。製品の中でも比較的寿命が長いジャンルのものなのでなおさら。

スノーピークの製品は製造上の欠陥や構造上の欠陥等、不適切な利用方法や常識的な経年劣化等が原因でない場合、いつでも修理交換に応じてくれます。そのためどの商品も保証書は付いていないし保証規定もありません。

3.人と被る

これも人気商品の宿命、、、。キャンプに行くと必ず使っている方を見るぐらい。ただし、焚き火台自体は煤で汚れたりして、あんまり目立つアイテムではないので筆者は気にならないです。

まとめ

これまでのメリットとデメリットをまとめると、この焚き火台は重い以外に目立った欠点が無いということ。値段については確かに焚き火台としては高額な部類ですが、他にもっと高額な焚き火台もたくさん存在します。お値段の分、頑丈に豪華に作られているのでデメリットとして書くのはフェアじゃないかな~という印象です。

番外編:おすすめカスタム品

少し、焚き火台本体からはそれるのですが、らく~だがスノーピークの焚き火台Lを利用していて便利で実際に利用していたカスタム品をいくつか紹介します。

1.炭床Pro → ユニフレーム ヘビーロストル

この焚き火台、焚き火をするときは本体のみで良いのですが、炭火で調理を行う場合は底が深く、焼き網等と炭の距離が遠くなるため底上げする必要が出てきます。そのために純正で炭床が販売されているのですが、これが鋳鉄製で非常に重い。筆者の利用しているLサイズは炭床のみで4kg!!焚き火台と炭床だけで9kg。尋常じゃないです。

炭床Pro
こちらが炭床Pro。 スノーピーク公式サイト

 

ユニフレームのヘビーロストルは重量1.3kg。代替品として利用すれば重量を約1/3に抑えられます。強度的にも問題ないし、ステンレス製なので炭床Proのように錆びもしません。非常に合理的。

ユニフレーム ヘビーロストルと焚き火台L
UNIFRAMEのヘビーロストルを炭床として設置したところ。

ちなみに、ヘビーロストルに適合するのは「焚き火台L」のみです。MやSサイズに合うものもあるかもしれませんが未確認です。単純に言うとサイズが合う網があればいいんですが、炭の高熱に晒されるので華奢だと歪んで使い物にならないかもしれません。

2. 焼アミ Pro → 洗浄楽々スノコ網

スノーピークの焚き火台で快適にバーベキューをしようと思うとグリルブリッジに焼アミ Proというオプションが定番なのですが、この類の網は汚れがこびりつくと手入れが大変、、、、。

焼アミ Pro
このギザギザの網の目に汚れが詰まるんですよね、、、

そこで洗浄楽々スノコ網。これは作成者がヤフオクでのみ販売されているオリジナル品なのですが非常に良くできています。まずは網の形状が直線なのでスポンジやタワシで非常に掃除がしやすい。


さらにステンレス製で錆びない。焼アミ Proはスチールにメッキで購入してしばらくは錆びないんですが経年劣化でメッキが剥がれてくると手入れをしないと錆びてしまいます。しかもハンドメイドで溶接して作られている様なのですが仕上げが丁寧で非常に頑丈にできています。

こちらはヤフオクのみですが、この記事を書いている現在はまだ定期的に出品されている様ですので興味がある方はこちらから調べてみられてください。落札価格もだいたい5000円から6000円で焼アミ Proとそこまで変わりません。同じお金を出すならステンレス製の洗浄楽々スノコ網をおススメします!!

焼アミ Proと洗浄楽々スノコ網
焼アミ Proと洗浄楽々スノコ網の比較画像

 

総まとめ

レビュー内容は如何だったでしょうか。

この商品を選定ポイントはやはり重さです。実際のキャンプシーンを良く想像して、持ち運びが苦にならない様であれば選んで間違いは無いでしょう。

設営は一瞬、一生ものの耐久性、豊富なオプション類、最高峰の焚き火台と言えると思います。
それではまたまた~