皆さんこんにちは、らく~だです。
長らく暖冬とはいえ厳冬期ということで筆者は坊主の割合が極端に高い状況が続いていましたが、これから海水温も上がり始め来月にはオンシーズンとなるぐらいでしょうか。
ついこの間、新型の20ステラSW 4000XGの記事を書きましたが同リールと組み合わせて使っているタックルとして、今回はロッドの紹介をしたいと思います。
それではいってみましょ~
Nessa Limited S100MH+
今回ご紹介するロッドはシマノのサーフブランド「熱砂」の最高峰のロッド、ネッサリミテッドです。選択した型番はS100MH+。
筆者のメインフィッシングはライトショアジギングですが、メインで利用しているこのロッドはサーフロッドです。主なスペックは下記の通り。
項目 | スペック |
全長 | 3.05m |
継数 | 3本 |
仕舞寸法 | 106.6㎝ |
自重 | 172g |
先径 | 2.3㎜ |
プラグウェイト | 10~56g |
ジグウェイト | Max 65g |
適合ライン | PE 1~2.5号 |
リールシート位置 | 460mm |
カーボン含有率 | 99.5% |
チタンガイド、トルザイトリング、スパイラルXコア、ハイパーX、ナノピッチなど、使われているシマノ独自技術の詳細についてはここでは割愛しますが、竿のスペックとして特徴的なのはルアーウェイトとロッドの自重。ライトショアジギングロッドをお持ちの方ならお気付きかもしれませんが、ルアーウェイトでいうとライトショアジギング向けのロッドでMクラス相当になるのですが重量は200gを遥かに切っています。これがライトショアジギング用のものだと軽くて250g弱ぐらいなので相当軽いです。さらにロッド全体のバランスを突詰めることにより振り重りを著しく改善しています。
もちろん軽いのには理由があり、主なターゲットがフラットフィッシュであること、ジャーキングによる負荷もショアジギングよりは軽いと想定されるサーフ用ということから、ロッドのつくりは全体的に華奢な印象で、フットガイドもダブルフットなのは一番手前のガイドのみでその他はシングルフットでどこかに引っ掛けようものならすぐにひん曲がってしまいます。このS100MHはサーフでもより大型のブリなどの青物もメインターゲットとしているためバットにかなりのパワーを持たせてありますが、ロッドの作りは肉薄でより径を大きくすることにより軽量とパワーを両立している様です。
メーカー推奨のリールサイズは3000~5000番。適合ラインや適合ウェイトからもわかるように3000番はまぁ一応使えますよレベルで逆に5000番だと大きめ、4000がジャストという感じです。組み合わせている20ステラSW 4000XGは355gと同サイズのリールでは重めなのですがネッサリミテッドとタックルバランスはバッチリです。
購入経緯
なぜ、サーフ用のロッドをショアジギング用に購入したのか。
それは先ほどスペックのところで説明したロッドの軽さ、そして先の調子でした。筆者のロッド購入遍歴を交えて説明してみます。
- バスロッド(大昔使ってたやつ)
- メジャークラフト N-ONE NSS-962M/SRJ
- メジャークラフト クロススライド XRS-962MH
- メジャークラフト SOLPARA SPX-S682AJI
- シマノ コルトスナイパ-エクスチューン S100MH
- ネッサリミテッド S100MH+
まずは、手持ちのバスロッドでジグを投げるところから始まります。投げてみて流石にバスロッドでは厳しいことに気付き当初はロッドに対する知識があまりなかった中で口コミなどを参考にメジャクラのショアスロー専用ロッド(N-ONE NSS962M/SRJ)を購入。
通常のライトショアジギング向けロッドと比較してティップを中心に軟調で感度が良く(ショアスローでのテンションフォールでのボトム着底の感度アップのため)、かつ大物がかかった場合に曲げるとしっかり粘ります。懐が広く、かつ値段の割にスペックも見た目も良い、コストパフォーマンスが素晴らしいロッドです。
※このロッドで70㎝クラスのヒラマサを上げましたがそれほど苦労せずまだ余裕がある感じで、餌釣り含めライトゲームとエギング以外ならなんでもこなせそうです
ただしこのロッド、適合ジグが~50gまでで実際に一番快適なウェイトが30g程度。40gからはちょっと気を使いながらのキャストとなるので、もう少し重めのジグやプラグを投げるのにパワー不足を感じました。
そこで半額以下で投げ売りしていた同じメジャクラのクロスライド(現在は廃番)を購入してみることに。MHで適合は~60gと、ロッドのパワーは上がったのですが、逆にバットからティップまでビンビンに固く、30gのルアーでキャスト地に重みを乗せにくく快適に投げられないという状況に。ショアジギング用のロッドってこんなに扱い辛いのかと絶望し先述のN-ONEの素晴らしさを痛感。
そして、その頃にはショアジギングのタックルに対する知識も付いていたので一度構成を全体から見直すことに。結果、普段のライトショアジギング(~60g)とここ一番勝負および激流ポイント用のショアジギング(60g~)でタックルを分けることに。クロスライドはかなり固めの竿でしたが、前述通りどっちも付かずなので売却することに。
そしてショアジギング用には100g弱まで適当のコルトスナイパーエクスチューンを選択。そして問題がライトショアジギング用。N-ONEはちょっとパワーが足りないし、クロスライドは固すぎで普段使うには重い、、、。できれば30g~60gを難なく投げられ、もっと軽量なロッドは無いか、、、。そんなことを重いながら物色していて見つけたのがネッサリミテッドでした。
近い自重と適合のネッサCI4 S100MH+という選択肢もありましたが、どうせ拘って買うならと筆者らしく寄り道をせずリミテッドを選択しました。
開封レビュー
どのようなパッケージになっているのかも含め開封画像を一通り紹介しますね。
インプレッション(実釣を交えて)
購入して半年ほどでいくつか魚も上げていますので、主な釣果と使用しての率直な感想を書きます。
釣果
恥ずかしながら購入して9か月年で釣行10回程度。そんなに成果は上げていませんが今までの獲物です。
この程度のサイズでは持て余すぐらいのパワーがあります。
ショアジギングロッドでは味わえない快適さ
今までご説明してきた通りなのですが、持ち前の軽量さでショアジギング用のロッドを振っている時の操作感とは一線を画す快適さです。N-ONEよりもパワーがあり、なおかつ竿先の感度は同程度か少し低い程度。ティップではっきりとボトムも取れます。
今まで一番引いたのが水深20m程度の深場でかかったシーバスでしたがさすがにブリ対応のロッドなのでまだまだ余裕でした。
同じルアー適合のロッドでここまで操作感が違うとは、、、、恐れ入りました。
カッコいい
シマノ最高峰の竿なので素材やデザインも最高のものが奢られています。
ロッドのカラーについては、ステラSWに合わせ紺色とゴールドの組み合わせになっているそうです。
自分はスタイルについては二の次な方なのですが、派手なデザインや色合いは好きでなくこのネッサリミテッドは好印象ですね。
粗い扱いは注意が必要
これも前述の通りですが、目に見えるところではガイドが特に華奢で扱いに注意が必要です。筆者は竿を継いだまま車に載せますが、車に突っ込む際にガイドをヘッドレストなどに充ててしまうとすぐにクニャーと曲がってしまいます。(実際に何度も曲げてしまいもとに戻しています)
おそらく、普段は分解した状態でロッドケースに収めておき、釣り場で継いでの利用を想定されていると思うので変則的な使い方だと思いますが、ショアジギング用のロッドより気を遣うのは確かです。ティップ側のガイド径もかなり小さく扱いによってはすぐに曲がってしまいそうです。
あと、もう一ヵ所取り扱いに注意が必要なのがカーボンモノコックグリップ。
こちらもロッドの軽量化に貢献している部分ですがグリップの面積が少なくロッドのシャフトが剥き出しになっています。脇に挟んで操作した際、ライフジャケットのチャックの金具等に擦れてシャフトが傷だらけになるんです、、、。機能上は特に影響は無いを思いますが、高価なロッドだけに傷だらけになっていくのは心地良いものではありません。
まとめ
一通りインプレッションを書きましたが如何でしたでしょうか。
扱いに注意が必要というところ、あとはショアジギング用と比較するとティップからベリーが柔らかいため重めのジグのキビキビした動作をさせるにはオーバーアクションが必要なところはありますが、個人的にサーフ用ロッドをライトショアジギングに使用するのはかなり良い選択なのではないかと思いました。しかもネッサリミテッドはその最高峰のロッドなわけです。ショアジギング用のロッドを1日振っているとかなり疲れますが、このロッドだといつまでも振れそうな気がします。それぐらいの差があります。
興味のある方は釣り具屋さんに行く機会があったらネッサリミテッドを手に取って振ってみられては如何でしょうか。
また、こんなクソ高い竿買えるかよ!!という方は途中で紹介したN-ONEのショアラバーモデルもお勧めです。このクオリティで2万円弱で買えるのはただただ関心するばかり。
※ただし快適に投げられるルアーは10g~30gとスーパーライトショアジギング寄りのスペックとなります
ネッサリミテッドはサーフ用のロッドなので、肝心のサーフでの実釣インプレッションは?と聞こえてきそうですがサーフもそのうち挑戦してみようと思いますので、その際は記事更新いたします。
それではまたまた~。